ウェブ進化論

梅田望夫さんのウェブ進化論を読んだ。

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

この本が世に出たのは2006年。この本が発刊されてから今現在まで2年の月日が流れている。この本に書かれているウェブの進化はここ2年でさらに進んだのだろう。
僕の周りにはPCに疎い人が多い。そういう僕自身もそこまで詳しいわけではない。この本はそういったPCにあまり触れ合うことの無い人々、そのなかでも特に若い人に読んで欲しい本だ。

プログラミングを齧ってみたり、サーバを立ち上げてみようと試みたりしているとPCの制御の根幹が見えて面白い。しかしそもそもそういったことを面白がる人、そういったことを自発的に始める人は少ない。そのような人たちがPCに抱いている思いはただただ「便利な箱」というものだ。PCは便利な箱だけど今後さらに利便性をます可能性を秘めている。どんな可能性?といいう問いに答えるのがこの本だ。
現在20代前半のなかにはPC使えないという人が全体の1割くらいいる。MS wordでレポート書くことは出来るけどwindowsがフリーズしたらどうすれば良いのかわからないという人もPC使えないに分類すれば、大体2〜3割がPC使えない人になるだろう。極端なことを言えば、その程度のスキルだと今後生きていけないということが書いてある。
10代の人がPCに触れないことはまず無い。ニコスクリプトからプログラミングに興味を持ち、そっからプログラマになる人もいるだろう。大変なのは彼らが社会人になったときに上司として向かえることになる現20代だ。「先輩プログラムもできないんですかぁ」とかいわれる世界は間近なのだ。