闘うプログラマー(上)

闘うプログラマー 上巻

闘うプログラマー 上巻

 WindowsNTを作り上げた男たちのお話。MS-DOSの時代が終焉に向かいWindowsという新たな時代が生まれてくる、その過渡期を書き記した本という印象を受けた。僕自身はそこまでパソコンに詳しくもなく、読み始めた当初はわけわからんキーワードに苦しむことになるんかなとビクビクしていたが、その心配は杞憂に終わりさくさく読み進めることができた。
 本の中にはマッチョなプログラマーが溢れており、所狭しと暴れている。そのなかでも主役(?)のデーブ・カトラーの暴れっぷりは凄い。体育会系プログラマーとでも言うのだろうか、自身の技術を信頼しチームを信用して全ての計画を引っ張っている。自分が思い描いているプログラマー像とはかなりずれてはいるが、彼は理想的な上司であり僕自身の理想像のような人物として描いてある。
この一冊、Windowsを愛している方にお勧めの本。Windowsあんまり好きじゃない僕はこの本を読んでWindowsをちょっぴり好きになった。